「ジムニーに乗ってみたいけど、新車は納期が長いし高いから、中古で探そうかな…」
そう考える人は少なくありません。特に人気の高いスズキ・ジムニーは、街でも山でも活躍できる頼もしい軽SUVです。
しかし、中古ジムニーを買った人の中には「思ったよりお金がかかった」「最初から新車にすればよかった」と後悔するケースも多いんです。
では、ジムニーの中古車は本当に「やめたほうがいい」のでしょうか?この記事では、注意すべきポイントと、後悔しないための選び方を分かりやすく解説します。
結論
結論から言うと、ジムニーの中古車は 状態や価格を見極めないと失敗しやすい ため、安易に手を出すのはおすすめできません。
ただし「信頼できる販売店で整備履歴のある車」を選べば、中古でも十分に長く楽しめる一台になります。要は、選び方次第なんです。

ジムニーは軽自動車の中でもトップクラスにリセールバリューが高く、新車から数年経っても価格があまり落ちません。
例えば、現行モデルのJB64(2018年発売)は、新車価格が約160〜190万円ですが、中古市場では3〜4年落ちでも150万円以上するケースが多いです。中には新車より高値で売られている車両まであります。
つまり「安く手に入るから中古」という一般的な考え方が通用しにくい車なのです。
ジムニーはオフロード性能が高いため、前オーナーが林道走行や雪道走行で酷使していたケースがあります。
外装がきれいでも、下回りを覗くとサビが広がっていたり、足回りが傷んでいることも珍しくありません。特に雪国の中古ジムニーは、融雪剤によるサビのダメージが大きい場合があるので注意が必要です。
「中古だから仕方ない」と見過ごすと、購入後に高額な修理費用がかかるリスクがあります。
ジムニーはカスタム文化が盛んな車です。リフトアップ、オーバーサイズタイヤ、社外マフラーなど、前オーナーが手を入れている場合があります。
カスタムが悪いわけではありませんが、改造内容によっては車検に通らなかったり、足回りに負担がかかって寿命を縮めている可能性もあります。
見た目に惹かれて購入しても、後から「整備や車検で余計な出費がかかる」こともあるので、慎重にチェックする必要があります。
1990年代のジムニー(JA11やJA22など)は“名車”と呼ばれるほど人気ですが、年式が古いためトラブルが出やすいのも事実です。
- エンジンオイル漏れ
- ターボの劣化
- ボディの腐食
など、修理前提で購入するつもりでないと厳しいでしょう。パーツ代や工賃も積み重なれば、新車のローンより高くなるケースすらあります。

実際に中古ジムニーを購入した人の口コミを見てみると、こんな声があります。
- 「安いと思って買ったら、下回りがサビだらけで車検で大出費」
- 「改造車を買ったら音がうるさすぎて街乗りには不向きだった」
- 「燃費が思ったより悪くて、結局新型に買い替えた」
一方で、良い選び方をした人はこう話しています。
- 「整備記録が残っていたワンオーナー車を選んだので安心して乗れている」
- 「信頼できる専門店で購入したから、納車後のサポートも充実していた」
つまり、中古ジムニーは「当たり外れが大きい」車なんです。
「新車は納期が長すぎるし、今すぐ欲しい」という人もいるでしょう。そんな場合は、以下のポイントを押さえておくと安心です。
- 整備記録簿がある車を選ぶ
→ メンテナンスがきちんとされていたかを確認。 - 下回りのサビを必ずチェック
→ 雪国使用車は特に要注意。リフトアップして見せてもらうのが理想。 - 改造内容を確認する
→ 車検に通るか、足回りへの負担はないかをチェック。
専門店での購入を優先する
→ ジムニー専門店は知識もあり、購入後の相談もできる。
ジムニーの中古車は「安く買える」というイメージに反して、相場が高く、状態を見極めないと大きな出費につながるリスクがあります。
- 相場が高く新車との差額が少ない
- 酷使されている個体も多い
- 改造車は車検や整備でトラブルになりやすい
- 古いモデルは修理費がかさむ
こうした理由から、安易に手を出すのは「やめたほうがいい」と言えるでしょう。
ただし、きちんと整備履歴が残っていて、信頼できる販売店から購入するなら、中古でも十分楽しめる一台になります。
👉 「すぐに乗りたい」「新車の納期が長すぎる」という人は、中古のリスクを理解した上で慎重に選びましょう。
👉 「長く安心して乗りたい」「初めてのジムニーだから失敗したくない」という人には、新車の方が結果的にコスパが良い場合もあります。
あなたのライフスタイルや使い方に合わせて、後悔しない一台を選んでくださいね。